監視カメラとしてのRing Indoor Cam。このほど機能強化も。
常時監視にもマッチしやすいスマートセキュリティカメラ
Ring Indoor CamはRingシリーズのセキュリティカメラの中ではエントリー機で外部電源駆動が基本となっているシステムです。電源関連がワイヤードになることが前提の機種ですが、その代わり追加機器なしで気楽に常時稼働に近い運用が出来ます。
24時間運用に向いた機種とも考えることが出来るわけですね。単なる廉価版ではない特徴がしっかりあります。
上位機種同様にスマートな機能を搭載したカメラですから、従来型のシンプルな監視カメラとはちょっと違う形でイベントの監視が行えます。
監視カメラとしての性能
Ring Indoor Camを含むRingシリーズのセキュリティカメラはITを活用したスマートな機能を基本にしています。手軽な価格を実現しつつ、クラウドのサポートを上手に使うことで高度な機能を実現しています。
そういった面も含めRing Indoor Camの監視カメラとしての資質を確認します。
検知精度
まずRing Indoor Camの監視用カメラとしての性能は、モーション検知の精度に大きく依存しています。
Ring Indoor Camは外部電源による常時稼働に適したシステムではありますが、Ringシリーズの監視は基本、モーション検知によるイベント駆動型です。カメラの前を何かが横切ってそれをトリガーとして録画やイベントの通知を行う仕組みです。
この点に関してはRingシリーズの性能は非常に優秀で、人物検知の精度はかなり高いものです。暗所でも高確率で検知が行えます。監視目的にも十分と言えるでしょう。
画質
Ring Indoor Camの記録画質はかなり良好です。AC駆動を行っている関係もあってか動画のビットレートも高め。圧縮によるディテイル消失がかなり抑えられています。
レンズはRing Stick Up Cam Batteryよりも画角は大きくその分歪曲も多めです。ただ、解像感自体は十分で、センサーの能力を満たす性能があります。
暗所性能
ほぼ真っ暗な中でもモノクロにはなりますが、思いの外細かいところまでしっかり写ります。赤外線LEDを併用したナイトビジョンの性能は予想以上ですね。
Ring Stick Up Cam Batteryと比べると照明用LEDが1灯に減らされているのですが、そのネガな影響はないと考えて大丈夫そう。夜の監視でも十分に役に立ちます。
プロテクトプランの内容により強化も
Ring Indoor Camではカメラで撮影した情報の記録を行うにはネットサービスであるRingプロテクトプランの利用が必要です。Ringシリーズはカメラ側はほぼ純粋な撮影機能とモーション検知だけに機能を絞って、付加機能はサーバーとスマホアプリで役割分担をして実現しています。
無料のお試し期間が終了したあとも監視機能をフル活用したい場合には、有償プランの契約が必要になる点に注意が必要です。
クラウド機能の役割が大きい分、サーバー側の機能更新でRingシリーズのアップグレードが出来る点はこの機種の魅力の一つになるでしょう。2024年11月から新プランが登場し、「24時間録画対応」も可能になります。
一番お手軽なBasicプランは月額350円。24時間連続録画が行いたい場合には2,380円/月のPremiumプランを契約しましょう。
出典:ring公式